四万十川カヌー

モデムの交換をしてもらったら,今までの状況が嘘のようにネット環境が安定しました.と,いうことで,とりあえず忘れないうちに・・四万十川カヌーツアーのレポート.

カヌー当日の朝,8時半頃に江川崎に到着.運転手は口屋内(ゴール?)に車を回すためそのまま下流へ向かう.運転手以外(9名.総勢12名!)は,荷物を河原に下ろす.と当時に平塚さんがカヤックとともに到着.カヤック,パドル,ライフジャケット,ヘルメットも河原に運ぶ.天気も良かったため半袖,短パン(日焼け止めも!)にライフジャケットをつけると暑いくらいに.早速,初心者(5名)にパドルの使い方と乗り込み方を教え,練習してもらう.水の上に出るとみんな思い思いに漕いでいる.カヤックのコントロールはまだまだ,と思われたけど,ここでコツをつかんでもらう.そうこうしていると運転手も到着.平塚さんから四万十川の説明をしてもらい,トイレを済ませた後に出発(11時頃)!
出発してすぐの橋の直後に,江川崎〜口屋内間で一番の瀬がある.とりあえず,浅いザラ瀬の方に漕ぎ出し,スカウティングをしようと言うことになった.ところが・・・初心者の1人が本人の知らぬ間に川の流れに吸い込まれ,後ろ向きのまま瀬に突入!!垂れ下がる枝にぶつからないように彼に頭を下げるように指示.枝はクリアしたけれど,やはり初心者,向こう岸にのびている雑草に捕まって流れを止めようとし,そのまま沈!!そこは流れが早く,どう救助していいものやら・・・.腰近くまでの水深があり,人間が補助なしに川を横切ることはできない場所.とりあえず,ロープにカラビナをつけてオールを回収.カヤックを回収することは難しいと判断し,押し出すようにして川に流すことに.運が良ければどこかに引っかかって,後で回収できるでしょう・・・(この判断は正しかったのだろうか?).最後に人.オールと同様にロープにカラビナをつけて,それを持ってもらい川を横断してもらう.水圧で少し流されそうになったり,立てなくて四つん這いになったところでは息もできないくらいに水しぶきを受けていたが,どうにか救助することができた.でも,ダメ・・と言っていたにもかかわらずビーチサンダルで参加した彼は,両足共に裸足になってしまっていた.裸足で河原を歩くのは相当つらい!カヤックもないし,替えの履物もないため,瀬に突入をすることにした経験者組の1人の靴を貸すことに!
この時点で,今回のツアーは反省点がいっぱいだった.平塚さんには初心者でも下れますか?とは聞いてはいたが・・水量によって,これほど川の様子が変わるとは・・.今までの四万十川は台風直後のことが多かったため,水量も多め.そのため,ほとんどの瀬がつぶれ,岩も水面下に沈んでしまい,障害物も気にならなかった.それが今回は,水量は少なめ,9月の台風の影響もあって瀬には障害物がたくさん,初心者には厳しい状況だったのかもしれない.その他にも,レスキュー体制を考えていなかったこと.レスキュー用のロープも持たず,細引きやカラビナは持ってはいたものの,1人だけ.しかもビーサン2人組.人数が多く,初心者の数も多く・・・.
川に流したカヤックは,すぐに回収することが出来た.下流で鮎釣りをしていた方が岸に寄せておいてくれたためです.本当に助かりました!ありがとうございます.
沈した彼に落ち着いてもらうために少し休憩した後,再び出発.が,平塚さんに次に指摘されていた場所で,またしても2人が沈.水深が浅く,流れの速い場所で,大きな隠れ岩にぶつかったり,体勢を崩して横倒しになってしまったり.カヤックが1つ岩に張り付いてしまい,回収が大変だった.ただ,水深の浅い場所だったので,沈した人はすぐに河原に戻ることができ,ダメージも少なくてすんだような気がする.カヤック初参加だった女性にとっては精神的なダメージが大きいと考え,しばらく休憩.
再出発したのは12時半.この時点で,口屋内まで行くのは無理かもしれないと考え始めてはいた.だが,とりあえず中間点の岩間沈下橋までは行きたいと考え,昼食を取らずに14時頃までがんばる(その後は沈する人はいなかった).やっと着いた沈下橋のたもとで昼食.準備したおにぎりやみかんの他に,お湯を湧かしてコーヒーや紅茶を入れたり(バーナー持参),ソーセージを焼いたり,焚き火もした.お腹が満たされるとみんな元気を取り戻し,次々に川に飛び込んでいた(私も川に飛び込みたかったけど,できなかった.残念!).川で遊んだり,日陰にずっといると,体が冷えてみんな焚き火を囲んで温まっていた.沈した女の子はそれでも寒そうにしていたため,私が持っていた長袖シャツを渡す(乾いた服は必需品!).最終的にはみんなと相談し,やはりゴール地点を口屋内手前の四万十楽舎の所までにすることになった.ゴールが近くなったおかげでゆとりもでき,休憩も十分とることができた.楽舎までは難しいところはなく,最後は水をかけあったり,川の中を覗き込んだりしながら,ゆっくりと,楽しみながらゴール(17時頃).平塚さんにはお世話になりました.
運転手が口屋内から車を運んでくるまでは,また焚き火.焚き火の良さを改めて実感した.楽しいし,暖かい!車が戻ってきてから,乾いた靴下と靴を履き,ホッと一息.いろいろあったけど,今回の川下りも本当に楽しかった!次回は,自分のカヤック技術を向上させることと,レスキューのための最低限の準備をすることが課題.