24〜25日_純和風(?)クリスマス

1週間ほど前から,寒気の影響で日本海側は雪が降っているらしい・・と聞いて,雪のたくさんあるところに行ってみたくなっていた.23日の夜,夫にどこに行きたいかをたずねたら,「白川郷」という答えが返ってきた.インターネットでいろいろ調べていたのだが,やはり大変そう.”ワイドビューひだ”で高山まで出てそこからバス,か,金沢まで”サンダーバード”で出てそこからバスで行くか,の2通り.バスの本数は高山からの方が多いのだが,バスに乗っている時間は長くなる.しかも,ここ数日での積雪量は増えるばかりで,準備や予約をしていない状態でいきなり高山に出るのが恐かったため,金沢経由で行こうと決める.こちらだったら,白川郷に行けなくても金沢で遊べるかな,と考えて.
久しぶりに早起きして,大阪8時42分発のサンダーバードに乗り込む.琵琶湖が見え始めてしばらくすると,北の空がどんどん暗くなってきた.そして,あっという間に吹雪き始める.屋根に積もっている雪の量も1メートル近くに.それだけで,2人とも弱気になってきてダメかも・・と思いはじめる.が,福井駅近くになると青空も少し見えて一安心.金沢駅に着くとすぐに旅行会社に駆け込み,宿とバスの手配をお願いする.旅行会社の人が電話して宿の空きがあるかを聞いてくださった・・と,ものすごい大雪で,”こんな時にくるの?”と思われたらしい.しかも,金沢発のバスも運休になっているとのこと.あっという間に目的地を変更せざるをえなくなる.旅行会社の人に相談すると,和倉温泉はどうですか?といわれる.昨日の時点で少し気になっていたので,金沢に宿泊するよりは楽しそう,と,旅館の予約をしてもらう.その後,金沢駅に戻り電車の切符を購入する.電車の発車時間までに3時間以上あることが分かったため,バスで近江町市場に向かう.市場内のお店で昼食をとり,その後,香林坊に行き長町武家屋敷街を散策する.雪がなかなかいい感じ.天気もなんとかもってくれた.金沢から和倉温泉までは約1時間.あっという間に到着.駅に着くと各旅館のバスがお迎えにきていて,それに乗り込んで旅館に向かう.駅から旅館までは5分くらい.部屋に入ると,なかなか広く,ゆっくりできそう.塩分が含まれている(?)しょっぱい温泉に入ると,傷にしみ,体のあちこちが痛み出す.特にひどいのは肌があれて湿疹が出来ているところ.でも,お風呂も広く,露天風呂も気持ち良かった.料理には(また)カニが・・.お腹いっぱいで部屋に戻ると布団が敷いてあり,ゴロゴロする.疲れもあって,あっという間に寝る.
次の日は,朝9時47分発の電車にで金沢に向かう.もう少し能登半島を満喫したかったけど,早めに帰りたかったためにあきらめる.金沢で再び近江町市場に行き,2年前に買って食べてとてもおいしかった思い出のある甘えびを探す.お店の名前は”みやむら”.見覚えのある店員さんに甘エビのことを聞くと,近海ものの甘エビは入っておらず,北海道産とのこと.そのかわりに,その隣に並べてあった,ボタンエビを薦められる.こちらは,近海もの(新湊産)で採れたて.でも,1匹1000円です.悩んだ末に,甘エビ10匹とボタンエビ2匹を購入し,梱包してもらう.もう1つ,金沢駅のお土産街で念願の漆のお椀を購入.来る度に欲しいと思っていたのだけど,値段もそこそこするので眺めるだけだったのです.自宅に戻ってから,お椀を眺めてうっとり.大事に使わなければ.そして,ボタンエビ,本当に美味しかった.歯ごたえも甘みも,味噌も,一級品でした.高かったけど,高かったなりの美味しさで,1匹でも十分に満足.甘エビはさすがに期待したほどではなかったけれど,また次回.今回のような行き当たりばったりの旅は楽しかったけど,少し疲れた・・.
宿泊した宿:和倉温泉_多田屋
近江町市場:みやむら(エビを購入.店員さんが丁寧に説明してくれるので安心.以前,実家にここで購入したズワイガニを送ったら,それまでにカニは何度も送ったことがあったけれど,ここのが一番美味しかった,といわれた) じもの亭(昼食)_ぶりかまの照焼きはおいしかった