2人目出産、そして・・・

先週、予定日の1日前に、娘を手に抱くことが出来た.
息子と夫にも囲まれて、とても充実した幸せな時だった.

当日は明け方から前駆陣痛があり、それでも息子を保育園に送り、買い物をして、食事のストック作りをしてと午前中はいつも通りに過ごしていたら、お昼には陣痛間隔も10分くらいになっていた.けれど、お昼ご飯のあとにゆっくり過ごしていたら間隔が開いてきたので、再び体を動かす.15時頃には間隔が10分前後、痛みも増してきていたので病院に電話するも、話し方に余裕があると見られて「来ても良いけど、もう少し様子を見てからでも・・」と言われる.そこで、それからも痛みの波が来る時は動けなくなりながらも、ご飯の準備をしたり、息子のお迎えに行ったりしていたら、夕食時には我慢するのが大変なくらいの痛みになってきた.食べるのが遅い息子を待っていたら、陣痛間隔も5分前後に縮まり、19時前に病院に電話してから家を出発.車の振動も陣痛の波が来た時には辛いくらいで、いきみ逃しをするのがやっと.病院についてからも数分間隔でくる陣痛に耐えながら、LDR に入り、着替えを済ませる.それから後はあっという間.病院についてから1時間程度で出産を終えてしまった・・・.

特に問題はなかったし、あっという間に産まれて来てくれたけれど、痛みは辛かった.いきみ逃しと、娘が産まれる瞬間の痛み.裂ける痛みと骨盤がバキバキと開かれる痛み.ま、でも、楽な方だったのだろうな.

産後の処置をしてもらい、胎盤もじっくり見せてもらい、娘を連れて来てもらって、しばらくは家族4人の時間.息子は「赤ちゃん可愛いね〜」と言いながら、頭をなでなで.

あっという間に出産を終えたおかげで、産後も体力、気力共に残っていて、2時間後には個室に移動し、荷物を片付けたりして日付が変わる頃にベッドに横になり、長い1日が終わった.


次の日の午前中から母子同室.でも、娘はよく寝ているし、おっぱいもすぐに吸い始めてくれたので、何も問題はなし(息子の時はおっぱいに吸い付いてくれなくて大変だったけど).息子の時はひどい貧血で38℃台の発熱もあって本当に辛かったけど、今回はそんなことはなく、上半身はいたって普通.傷の痛みと骨盤がバキバキいう痛み、そして授乳の時の後陣痛の痛みくらい.産後2日目にはおっぱいが張って来て、ガチガチになり、その痛みで大変だったけど、それも1日経つと少しだけ落ち着き、娘も順調におっぱいを吸って体重を増やしてくれていたのでホッとひと安心.

懸念していたオシッコも、おっぱいを飲むようになってからは出てくれていた.


そんな時に飛び込んで来た、大震災のニュース.
遠くは慣れた関西の病室でもゆらゆらと揺れていたけれど・・・

自分がそんな状況にあったからこそ、あの地で出産をした、する予定の妊婦さんのことを思うと、いたたまれなくなった.

そして、自分も実家で里帰り出産をほんの少し考えていたこともあり、実家に戻らず、夫と息子の近くで出産して良かった・・とホッとしたのも事実.


2人目だからか気持ちにもゆとりがあって、産まれたばかりの娘はとても可愛い.今も私の隣でスヤスヤと寝ている姿を見ると、私の周りではゆっくりと穏やかな時間が流れていることを実感し、この幸せをかみしめている.